トランスフォーメーショナル・リーダーシップに必要なスキル
前回、組織開発やリーダーシップ、人材育成の世界で良く聞く言葉、Transformational Leadership
(トランスフォーメーショナル・リーダーシップ) について説明しました。
このトランスフォーメーショナル・リーダーシップとは、周囲の変化に対応し、自らも変化を創り出し、部下の能力とやる気を引き出していくリーダーシップスタイルのこと。
では、部下の能力とやる気を引き出しているために必要なスキルとは、一体、どのようなものでしょうか?
それは、上司から部下に対して何かを教えるようなメンタリングではありません。
何かを教えるということは、上司が正しい答えを知っていることが前提となります。
しかし、現在のような変化の激しい世の中では、リーダーが全ての事象に足して正解を持っていることは不可能です。
過去の成功例が、そのままうまく行くことはない。
そうなってくると、常に物事を新たな目で見て判断しなければならない。
つまり、部下の力を最大限に活用しない限り、生き残ることはできないのです。
部下の力を最大限に引き出すためには、まず、相手が考えていること聞き出さなければならない。
つまり、質問によって、相手からアイデアや考えを引き出していく、そういったスキルが必要。
それができるのは、コーチングなのです。
コーチングと聞くと、すでに知っているスキルと思われるかも知れませんが、次回からは、このコーチングについてより詳しく説明して行きます。