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WORKING OUT LOUD (ワーキング・アウト・ラウド)とは

自己啓発

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私の会社では、3年ほど前からWorking Out Loud (ワーキング・アウト・ラウド)という学習メソッドを導入しております。

これについては、日本ではまだまだ知られておりませんが、欧米を中心に盛り上がっており、私自身、このメソッドを社内で導入・推進してきて、実際に3回ほど体験しております。

また、実際にこのメソッドを発案したジョン・ステッパー氏(John Stepper)とも数回面談しており、日本に招聘させて頂いたこともありますので、今回は、このメソッドについて説明して行きます。

ちなみに、ワーキング・アウト・ラウドについては、以下英語のサイトもございますので、参考までにご覧下さい。

WORKING OUT LOUD(ワーキング・アウト・ラウド)とは

このメソッドは、元ドイツ銀行でITマネージャーをしていたジョン・ステッパー氏が考案したもので、簡単に言うと、まず4~5人で1つのグループを作ります。これをWOL(WORKING OUT LOUDの略)サークルと呼びます。そして、メンバーそれぞれが独自の学習目標を立て、毎週1時間のミーティングを12週間に渡って行いながら、メンバー同士が互いの目標達成のために、この期間内で最大限協力しながら進めていくというプログラムです。

この目標はビジネス関連でも、プライベートのものでも構いません。

例えば、営業における売上目標〇〇万円を達成するとか、ダイエットで〇〇kg減量するなど、それぞれ自由に設定できますし、また途中で目標を変更することも可能です。

このミーティングの進め方は分単位で決まっており、それは、WOLサークルガイドに全て記載されております。

このWOLサークルメンバーの中で一人がファシリテーター兼タイムキーパーとなり、そのサークルガイドに従ってミーティングを進めて行きます。

私は最初、この説明を聞いた時に、どういうところが優れたプログラムなのか全く分かりませんでした。

少人数で毎週1時間打ち合わせをするだけで、一体何が変わるのだろうかという疑問を抱いていたのです。

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しかし、1回目のプログラムを終えた時、自分が立てた業務目標を大幅に上回る成績を収めることができました。

そして、それは、このプログラムを通じて得ることができた素晴らしいサークルメンバーの協力のおかげです。

このプログラムにおけるミーティングは、我々が日常業務で行っている会議とは異なり、回数を重ねるほどにサークルメンバー間の絆やつながりが強くなっていきます。

私も今の会社で20年近く働いてきましたが、ここまで濃い人間関係ができたことはありませんでした。

なぜなら、毎回エクササイズがあり、それを行うことで、様々な気付きを得たり、サークルメンバーの話を聞いたり、彼らからアドバイスをもらうことで、自分一人では諦めてしまっていたことも、サークルメンバーのおかげで達成が容易になります。

また同時に、SNSを使ったエクササイズも数多くあり、これまでそういったものを使っていなかったり、詳しくなかった人でも問題ありません。

このプログラムを進めるうちに、いつの間にかSNSについてワーキング・アウト・ラウド開始前よりも圧倒的に詳しくなり、SNSでのつながりも広くなっていきます。

つまり、今話題のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を活用したコラボレーションも活用しながら、かつ自身の目標達成に向かって着実に進んでいくことができ、最終的には自分が所属するWOLサークルメンバーと非常に濃いつながりができるという、一石二鳥どころから一石三鳥、一石四鳥の学習メソッドです。

具体的なプログラムの内容を伝えてしまうと面白くないので、ここでは開示しませんが、これは間違いなく体験する価値があります。

私は、実際にこのワーキング・アウト・ラウドを体験してやっと、ジョン・ステッパー氏がなぜあれほどまでに自信を持ってこのメソッドを薦めてくれたのか、その理由が分かりました。

このメソッドは目標を変えて、また異なるメンバーと何回も実施することができるので、私は現在3回目を実施している最中です。

3回とも異なる目標を立てており、1回目だけでなく2回目も成功を収めました。

また、社内で展開したところ、この1~2年で20名を超える方々からの成功体験を集めることができました。

このワーキング・アウト・ラウドはオンラインでも実施可能なので、現在のコロナ禍でも全く問題なく実施できます。

社内で良く知っている同僚同士でも、全く知らない人とでも非常に濃い人間関係を構築でき、かつ自身の立てた目標達成に対して貢献できること間違いないので、是非試してみて下さい。

 

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