泊りがけでのワークショップ
つい先日、私の勤めている外資系企業のある部署で、栃木の温泉旅館にて2日間のワークショップが行われ、私がファシリテーターを務めることになりました。
最近、こういう形式のワークショップに参加することがなかったので、少し新鮮な気分でしたが、トップマネジメント肝入りのワークショップということで、参加者も気合十分でした。
私もファシリテーターとして抜擢されたからには、十分な成果を上げようと、関係者と何度も打ち合わせを繰り返し、しっかりと事前準備してからワークショップに臨みました。
人数は30名ということだったので、全員が発言できるように、まずは愛すブレイクで場を和ませ、プレゼンテーションの後には、ミニブレインストーミング形式で、少人数に分かれて議論してもらい、その結果を発表してもらうような形にしました。
そうすることで、場が盛り上がり、活発な意見交換がされました。
私は最大200名のワークショップも手掛けたことがありますが、人数が多い時には、やはり、小グループに分けて議論させるミニブレインストーミングの手法が非常に効果的です。
外国人の多い英語でのワークショップであれば、大人数でも積極的に発言する人がいますが、やはり、発言者が偏ってしまいます。
やはり、少人数に分けた方が、全員に発言の機会があり、活発な雰囲気を作り出すことができます。
そして、今回は泊りがけということで、1日目終了後は、温泉に浸かり、さらには宴会もあり、しかも、数名一組で同じ部屋に泊まるという、昔ながらのスタイルでした。
最近、このような形式での会社イベントは減少傾向にあると思いますが、今回、実際に体験してみて、やはり、こうやって同じ場所で2日間過ごすことは、非常に良いチームビルディングの機会になるということを実感しました。
実際、2日目のワークショップにおいても、参加者全員が積極的に発言してくれたお蔭で、最後には、非常に良い結果を出すことができました。
プロセスコンサルタントとしても、ファシリテーターとしても、今回は非常に満足できる結果となりました。
今回の学びとしては、忙しい状況の中でも、社員が2日間、会社から離れた場所で、しかも泊りがけで、寝食を共にして、活発に議論を交わすことは、いつも以上の成果を出すことにも繋がり、かつ良いチームビルディングにもなることが実感として分かりました。
今回の学びは、是非、今後の活動にも生かして行きたいと思います。