プロセスコンサルタント講座 Written by プロセスコンサルタント・ジャパン

ファシリテーターとは

ファシリテーター

ファシリテーターとは、グループに共通の目的を理解させ、それを達成させるために、議論において特定の立場を取らずにグループを支援する者のことである。

ファシリテーターの責任は、実行案の作成やアイデア収集、問題点のリストアップと整理など、グループの要望すること達成するために、ワークショップや会議をデザインし、議論を導いていくことである。

そして、ファシリテーターの役割としては、まず第一に、グループに受け入れられることである。そして、グループを課題に集中させると同時に創造的にさせ、さらには彼らの本音まで引き出すことである。

議論においては、グループ内で合意している意見と、相違している意見を明確にしていく。意見の対立があれば、それが感情的になって、人対人の対立にならないように対処する。

ファシリテーターはあくまでも中立な立場のため、ファシリテーターには決定権はない。

ファシリテーターは、物事を決定する方法や、その過程におけるプロセスの改善方法を提案し、グループの意見を引き出し、それらを収束させてまとめていく。

つまり、ファシリテーターとは、単なる司会進行役ではない。

グループが単なる人の集まり、群衆ではなく、チームとしてまとまり、知的な相互作用を高め、成果を上げるために支援する者、それがファシリテーターと呼ばれる人である。