プロセスコンサルタント講座 Written by プロセスコンサルタント・ジャパン

自分のキャラクター(素顔の自分)を知るには?

性格分析

我々の持つ性格には、2つあり、まず1つは、社会に適応するために身に着けたスキルであり、見かけ上の行動特徴であるパーソナリティ、そして、先天的に持って生まれたもので、生涯変わることのない性格であるキャラクター(素顔の自分)があるということを述べてきた。

今回は、そのキャラクター(素顔の自分)を知るにはどうしたら良いか?ということだ。

キャラクターは、家庭にいる時であれ、職場にいる時であれ、年齢を重ねたとしても変わることはない。

そして、あなたが人生において何か重要な判断をする時は、ほとんどがこのキャラクターに頼っているので、それを知ることは我々にとって非常に有意義かつ重要なことである。

さらに、ファシリテーションに限って言えば、あなたがファシリテーターとしてワークショップに参加した際に、参加者の言葉(性格言語)が分かると、その人の言いたいことや、なぜそのように考えているのかが、しっかりと理解できるようになる。

そのキャラクターを知るための最適な手段は、人の多様性や自分自身の理解をする上で、現在、世界で最も用いられている性格診断、MBTI (Myers-Briggs Type Indicator) で自己分析をすることだ。

このメソッドで言う、「性格」とは、情報の取り方、そして、判断のしかたなどだが、それが人によって違うのである。

このMBTIは、ユングのタイプ論を元にして作られており、約60年以上の歴史と50ヶ国以上の国々で用いられているという実績がある。

実際、アメリカにおいてフォーチュン100のうち7割がこのMBTIを用いた研修を実践しており、キャリアカウンセリングの世界では、モチベーション分析を行う際の主要なツールとなっている。

しかし、この日本は残念ながら心理学の分野は、世界と比べて40年ほど遅れているため、導入されたのは2000年になってからなので、その存在はまだまだ知られていない。

ただし、注意点がある。

これは、ネット上のものでは、一切分からないということだ。

正しく自己理解をするためには、しっかりと訓練を受けた認定ユーザーにフィードバックをしてもらう必要がある。

しかし、それを行うと、非常に深い自己理解が可能となる。

自己理解が深まれば、同時に他者理解も深まるので、本当の意味で、相手とのより良い意思疎通、つまり、コミュニケーションが取れるようになるのである。

さらに言えば、母国語でのコミュニケーション力が向上すれば、英語、フランス語、中国語など他の言語でのコミュニケーション力も同時に高まるので、これはファシリテーターだけでなく、どの人にもお薦めしたい。

私もMBTIの認定ユーザーとなって6年以上経過し、ファシリテーターとしての活動とは別に、これまで約500名の方にフィードバックをしてきているが、非常に好評で、その内容やポジティブな感想が口コミで広がり、フィードバックを希望する方がどんどんと増え続けている。

もし、あなたが正しく自己理解をするために、MBTIのフィードバックを希望するなら、私の時間が許せばフィードバックは可能であるが、何にせよ多忙な身のため、すぐにご期待に沿えるかどうかは分からない。

そこで、まずは、この本を読むことから始めてみて欲しい。

 

そして、さらに興味が沸いて、フィードバックを希望する場合は、是非お問い合わせ頂ければと思う。