プロセスコンサルタント講座 Written by プロセスコンサルタント・ジャパン

ファシリテーション経験と今後のスキルアップ

ファシリテーター

私はこれまで10年以上ファシリテーターとして活動してきました。

受け持ったワークショップの数は200近くあります。

参加者が日本人だけのこともあれば、外国人が大半だったり、日本人と外国人が半々ということもありました。

場所も日本はもちろん、ヨーロッパ、韓国、中国、タイ・・・と色々です。

そして、言語も、日本語、英語、バイリンガルと様々で、かつ、内容も問題解決、アイデア出し、チームビルディング・・・とバリエーションに富んでいます。

現在は、ファシリテーターとしての活動もしていますが、講師として、ファシリテーションを教えることもしています。

その経験から思うのは、ファシリテーションというのは、コミュニケーションスキル、コンサルティングスキル、コーチングスキル、プレゼンテーションスキル、傾聴スキル、カウンセリングスキル・・・と様々なソフトスキルの複合体だということです。

そのため、ファシリテーターとしての経験を積めば積むほど、上記のような多種多様なスキルを培うことができるので、一石二鳥どころか一石五鳥くらいのメリットがあります。

ただし、これは、一朝一夕ではできません。

日々の積み重ねが何よりも大切。

国籍や年齢、ジェンダー問わず、様々な人を相手にファシリテーションを繰り返すことで、自身のスキルは間違いなく磨かれて行きます。

私は長年、武術もたしなんでいますが、これは武術やスポーツと全く同じ。

つまり、日々の反復練習が不可欠ということです。

私のファシリテーションの先生は、外国人の方ですが、最初は、その方のやり方を必死で真似しようとしていました。

しかし、すぐには上手くいかない。

学ぶは真似るとも言いますが、最初の頃は、そうやって真似ることから始まり、そこから紆余曲折、様々な経験を経て、自分のスタイルを確立して行きました。

とは言え、今のスタイルが完成型だとは微塵も思っていません。

これからも、常に謙虚に学びながら、さらに自分のスキルを磨いて行きたい。

知識を付けるだけでも足りないし、単に実践するだけでも足りない。

知識を付けたら、実践し、その後、自身を振り返って反省し、さらに他者からのフィードバックをもらう。

そうやって着実に成長して行こうと思います。