質問の種類
ワークショップにおいて、ファシリテーターは話すのがメインの役割ではない。
参加者の意見を聞き、そして彼らの本当の意見、つまり本音を引き出すことが重要な役割の1つである。
では、どのようにして参加者の意見を引き出すのか?
それは、質問によってである。
質問スキルは、ファシリテーターにとって非常に重要なものである。
質問には種類があり、ファシリテーターは、それを場面場面によって適切に使い分ける必要がある。
その種類とは、大きく分けると、2つある。
オープン・クエスチョン(Open question)とクローズド・クエスチョン(Open question)である。
オープン・クエスチョンとは、どのようにでも答えられる質問形式のことであり、4W1H(いつ? どこ? 何? なぜ? どのように?)のこと。
ここには、誰?は含まれないが、それは、「誰?」の答えは、ある程度限られてくるため、こちらは、どのようにでも答えられるオープン・クエスチョンにはそぐわないからだ。
そして、質問のもう1つの種類は、クローズド・クエスチョンである。
クローズド・クエスチョンとは、「YesかNoか?」「右か左か?」など、回答範囲が限られてくるような質問形式のこと。
ファシリテーターは、基本的には、この2つの質問をうまく使いながら、参加者の本音を引き出していく。
その具体的な方法については、次回以降説明していきたいと思う。