性格言語
相手の言っていることが、なかなか理解できない、もしくは、自分がいくら分かりやすく話しているつもりでも、相手に分かってもらえない。
これは仕事であれ、家庭であれ、日常生活の中でよく起こっている。
しかし、我々は、自分が分かりやすく話しているにも関わらず、相手に分かってもらえない場合は、相手が悪いと思ってしまう。
なぜなら、自分にとって分かりやすい言葉は、相手にとっても分かりやすいはずだ、つまり、自分にとって普通のことは、相手にとっても普通であると考えているからだ。
これは心理学では、投影と呼ばれる。
これは、ミスコミュニケーションの最も大きな原因の1つである。
自分の言葉が相手に上手く通じない、もしくは、その逆のケースもある。
これは、各々の性格に起因している。
つまり、人は、性格によって話す言葉が違う。
これを性格言語と言う。
性格言語について理解が深まると、ファシリテーションにおいて、相手の言葉を理解する際に、非常に大きな助けとなってくれる。
しかし、性格と言っても、厳密には2つある。
性格を英訳すると、1つは、パーソナリティー(Personality)、そして、もう1つは、キャラクター(Character)となる。
先ほどの性格言語は、キャラクターに起因しているのだが、そもそもパーソナリティーとキャラクターとは何が違うのだろうか?
次回は、その違いについてお話ししたい。